黒目がちな埴輪


新宿から電車で2時間くらい、
新町駅に到着、そこから車で10分くらい?
群馬の森公園のなか、群馬近代美術館に到着
 
今回の展示室は横12m×奥24m縦約12mというかなり巨大なホワイトキューブ空間、
今までにない感じの展示になりそうです、うまくいくといいな。
まだ一つ前の展示をしている空間のなかで実感が湧かないまま
身体を空間に慣らす、自分のスケールを床や壁にしみこましていくような気持ち
一本の筆や、ペンでどこまでのびのび伸ばせるのか、イメージしてみる、
ごろんと横になりたいけれど、開館中なのでそうも行かない、
 
下の展示室で隣接する博物館の特別企画展になる埴輪展がとてもよかった、
群馬には古墳が多いらしい、メインは一応国宝にあたる群馬県出土の挂甲をつけた武人なのですが
ほかのやつの方が面白い、どれも可愛くて形が素直だと思った、どきどきしながらもつい笑ってしまう、
美術館のギャラリーに展示したあるものは6世紀後半くらいのものが多いみたいだけど、きちんとガラスケースに収まり大きなものも小さいものも一つ一つにまったくとげがない、
腕や足が異様に小さかったり、肩にしいさな鳥がとまっていたりする、この辺の感じが土偶とは大分違う様に思う。
なんというか気合や気負いがない感じ。
中国や西洋ではすでにカチッとしたデザインが完成しているこの時代にこんなに穏やかな表現をしているのだからほんとうに素敵だと思った、どの段階でこれがあの仏像信仰に移行したんだろう、この意識の変化はとても大きい様に思う
また製作中に見に来よう。
 
展示室がまだ使えないので、持ち込み作品の補修や整理、土堀り、公園内のリサーチなどをする。
公園、昔弾薬の開発をしていた場所らしく、それらを隠すように背の高い木々がうっそうと茂っている、
雨上がりの土と木の匂い、妊娠中の野良猫、小さな蝉の抜け殻と蓑虫、真っ白の蜘蛛、落ちていた鳥の巣、野鳥、
ござでもひいてごろごろしたい、
ふとピクニックの思い出を思い出す。
 
さて久々にのんびりしているけど、のこり2週間でこの空間をどう使おうか、
時間があったら外の展示室以外の表の空間にも作りたいです
なんてお願いも、とりあえずしつつ
 
今日も終了
 
昨日今日と手伝ってくれた、玉村君ありがとう!! 
引き続き、お手伝い、応援、冷やかし、差し入れ、大募集中。