湖畔の原始感覚美術展



今回の展覧会の拠点的な場所、西丸震哉記念館外装
ここの裏には今回のアートディレクターの杉原信幸アトリエ件住居があります
横の畑には彼の作品、墓屋という竪穴式住居のような作品があって、実際に中に入ることができます
(昨年、彼がその作品作りの為に土を掘ったところそこから縄文土器片がたくさん出てきたそうです、そこには縄文人の使っていた石組みがそのままの形で作品に取り込まれ残されています)
アトリエも相当面白い(散らかっている)ので見せてもらうといいと思います。
  

そこの外壁に、「泥絵・山と人」というタイトルの絵を描きました
  
 
点々や、線と線の絡んだ中に植物と生物が交じり合っています
 
 
良く見ると、西丸さんの絵も描かれています、おそらく本の挿絵用に描かれたイラスト
 

自分の絵の中に別の人の絵を描くのは不思議な感じだった、西丸さんの旅の記憶が体に流れ込んでくるような感じ
それにしても体験に裏づけられているでけじゃなく、いい線。(西丸さんの絵は収集品と共に記念館の中でたくさん見ることができます。)
  
  

さらに奥の母屋2階に、宿泊用の部屋を作りました、
階段を上がったところに襖絵 
     

そこをそっと開けて
   

中には天井画を描きました、
天井からは周辺で拾った木の実や枝、それにまじって縄文土器の欠片や発掘された綺麗な石などがモビールになってゆらゆら揺れています。
 
この奥の作品は宿泊スペースということもあり
普段は公開されていないのですが、是非多くの方に見てほしいです。
確実に見たい方は受付でお願いして見せてもらうか、泊らない人も予約していくのがいいみたいです
因みに寝転がって(できれば布団の中から)みるのが一番いい見方です。
  
宿泊は一泊1500円 食事は別途500円(要予約)
  
予約、問い合わせ→メール:nishimarukan@bj.wakwak.com 電話:0261-22-1436(西丸震哉記念館)
自然豊かでなかなか規模の大きな展覧会なので日帰りより一泊がお勧めです。イベントも多いようです。
  
西丸館以外の展覧会場は駅から遠いところもあるので記念館で詳細の書いてあるチラシを入手して、(できれば情報収集もして)自転車を借りたり、車をヒッチハイクしたりしながら見るといいと思います。(もちろん車での来場も可能)時間のある人はのんびり湖の周りを歩いて、途中に温泉にでも入ったり、田んぼを散策したり、気になる倉や古民家を訪ねてみるのもいいかもしれません。 
 
古民家Y邸と虹の家というところの展示は必見。参加作家さんたちも変わり者が多く素敵な人が多かった。
 
最後に、今回手伝いに来てくれた、真至、勝見さん、高橋さん、ありがとう。

展覧会はこれからが始まり、
湖畔の原始感覚美術展(8/1〜31):http://primitive-sense-art.nishimarukan.com/
  

 

写真一番下:原始感覚美術展webより