心に草冠で芯
今から3,4年前、友人から手紙と一緒に独楽を貰った、
手紙には独楽と回転について、
それからそのときの自分と過去の自分について書いてあった。
かつての方が激しく、必死で物を作っていたんじゃないかと書いてあった
自分は今も その独楽を鞄の中に入れていて、時々回して遊ぶ
絵を描くことは独楽と遠心力の関係に似ている
コマは激しくカイテン(運動)し続けることで、あの安定感が生まれてくる
その安定感の中から見える景色、つながる気持ち、見える世界
体の中をそれでいっぱいにしていないと、
隙を見せればすぐに失速する
中心はここにあるのに、力はどんどん外の方へ、遠くへいく、遠くのものにまで届いていく
手を休めれば、遠くにあった力は手元に戻ってくる
明日はスーパーデラックスでのイベント、その後もすぐに川口での展示です、
腕の中をすべるように線が出てきますように
祈るような気持ち、いつものように知らない場所へ行けますように
絵を描く前はいつも少しだけ怖い。