棒を拾う

お昼に馬車道でK君と待ち合わせをして、本町ビル シゴカイの某事務所で今度の展示の打ち合わせをする。
そばを食べて、会場となるおうちを見学しに行く、


帰り道、ゴミ捨て近くで流木っぽい枝を拾い、
杖にしたり、引きずったり、バランスをとって歩いていると(僕はこの遊びを良くする)
駅でおばあさんに、突然声をかけられて、「綺麗な枝ね、お兄さん芸術家ね」と言われる。
あまりにも突然の出来事に声を失い、しかしとても上品な笑顔をしてくれたので
「どうも有難うございます」とコチラも笑顔で返した。


その後K君の別の打ち合わせについていき、
Tさんとお茶、2人は長い打ち合わせ。
Tさんは身体表現をする人でそれはパフォーマンスというよりも人体実験にちかいんじゃないかと僕は思っている。
結局、話足らないということで
一緒に連れてきていた子供とだんなさんと、5人でTさんの家に遊びに行くことになる。


だんなさんが美味しい食事を作ってくれる中、
植物について、気になることや、観察すること、感じること、考えていることなどを話あった。
Tさんの子供、みんなはキリンさんと呼んでいる。
キリンさんはとてもとろんとした眼をしていているけど顎をやや上げた感じで辺りを見回すので、
なんだか頼もしい感じ。
踊りを踊っているみたいに動き回り、調子がつけば何人もの人がいるみたいに独りでしゃべり続ける、
とても利口な子で2歳半なのに人の話をよく聞いている、
キリンさんと一緒に、僕の持っている棒で遊んだり、家の中にある物を持ち上げたり、触ったり、叩いてみたりして遊んだ。