先週末、
ダンドゥット(バックバントの前で入れ替わり立ち代り女の子が歌い踊りまくる)というこちらのクラブ的なところへいって、噂のドリル腰振りと、陶酔する人々を見に行ってきました
そのあまりの作り物的な、映画のセットのような人だかり、平和で猥雑な光景にすっかりやられてしまい
地元の人に進められてラムコークと養命酒を混ぜたような謎のハードドリンクを飲んだせいか、
はしゃぎすぎ、ここ二日ほど調子が悪い。


それとも連日の湿気と暑さのためか、
それともベチャ(前乗り輪タク)に乗って混雑する車の中を走って排気ガスを吸いまくっているためか、
連日のインドネシア料理が見た目こそ違えど全部同じ味付けであることにうすうす気づいているためか、
連日の朝3時と4時のコーランで目を覚ましているせいか、
きっとそれらのもろもろのために体が少しダルいかんじ、
それよりもきっと毎日が楽しすぎるんだな、ずっとこんな風に緑に囲まれて自由な空気で絵を描いていたい、
でもしばらくは体調管理、気をつけよう。


輪タク(3人乗り・通常大人は2人乗り)でダンドットを見に行くところ
僕も下に乗ってみたけれど地面がすごく近くて楽しい


会場1 踊り狂う人と、呆然と踊り子を見る人が半々くらい、
曲間には拍手も無く不思議な感じ




4月8日(14日目)


制作順調に進む、泥絵2面がほぼ完成、残りは一面+地面
泥の扱い方が分かってきた感じ、
絵の具が切れてきたので再び粘土をちぎって泥絵の具作り
シャベルで泥水をザックザック混ぜていると前世の記憶がよみがえるような謎の感情。


昨日の夜は大雨で、作業中突如としてJNM全体が停電、
自分の部屋には窓が無いうえに広々しているので真っ暗、こんなに濃い闇はいままで感じたことが無い、
ちょうど脚立の上で泥塗りをしていたのでしばし呆然、
運良く隣の部屋でノートパソコンで音楽をかけていたのでうっすらと漏れる光を頼りに、
しかもエンリコ・モリコーニののんきな音楽だったことも幸いし、落ち着いて対処することができましたが
パソコン無かったと思うとぞっとする、パソコンの光をつけながらかばんの中からライトを取り出し階下へ、


中で作業していたソントンの2人と地元の大工さんも建物の入り口に集まっていて
しばらく4人で土砂降りの雨と背後には真っ暗な空間にはさまれつつ
腰を下ろし、空などを見ている、大きな建物が無いので雷が光ると空一面白々し、まぶしい
雷の音、近い、結局そのまま作業はあきらめてタクシーを呼んでホテルへ帰る、


夜、grafのメンバー3人到着、
自分は早々に寝る。