City net Asia 2009


 
 

 
 
 
 

 
ソウル市美術館での制作を終えて無事帰国しました、
何のために行っていたのか書き忘れていましたがCity net Asia2009という、アジアの今の作家を紹介する展覧会に参加しに行っていました会場も広く都市という括り東京、ソウル、北京、イスタンブールという4カ国ということもあり、それぞれのキュレーターの特徴がでている、まとまった展覧会になっていると思います、9月30日〜11月23日まで、ソウル市内の市庁すぐ側。
 
日本の作家は、手塚愛子さん、深谷悦子さん、横山裕一さん、金氏徹平さんなど9名、
マンガ家の横山さんの絵はけっこう前から気になっていて、隣の展示だったので嬉しかった
どの作家も手仕事を主に、小さいものの集約、既成のものを使用する作品作りなどが、共通しています、
キュレーターは、森美術館の荒木夏美さんです
 
こうして並べてみるとやっぱりそれぞれの国に違いがあり、とくに日本は他の3国に比べ、のほほんとしているというか、それぞれが自己の欲求に忠実にものづくりをしているように思える作家が集まっています、荒木さんからアジアにおける日本のアートというのはとても弱く、政治的な意識やコンセプト、作品に対する作家のモチベーションが伝わっていないようなことを聞く、その裏返しのような組み合わせ。
 
他の国の展示室は確かにもっとどっしりとしているというか、社会的なものを感じる作品がおおく、また人の負の感情、不安、恐れ、死、欲望を感じさせる作品が多かった。
その中でも面白いと思う作家は海外(ヨーロッパなど)に住んでいるというのも、何かひとつの側面をあらわしているように思う。現代美術を通してみる日本という国はどう思われているのだろうなんて、これまで考えたこともなかった。
 
無いものをあるように見せるんじゃなく、無いように見えるとしても、あるあると言われているものよりももっと本質的で有機的なもの、生きることそのもののような表現を信じることが大切なんじゃないかと思った。
 
良い方向に進もうとしていくこと、
常に自分にとっての楽しみと、成長に必要な実験と経験を重ねていくこと。  
 

 
 

 

 
 
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明日からは名古屋、大阪に行ってきます、
来年開催される愛知トリエンナーレのプレイベントと水都大阪・水辺の文化座に参加してきます、
http://aichitriennale.jp/chojamachi/
http://www.bunkaza.suito-osaka2009.jp/ (4.5.6日)