だるまさんがころんだ


最近、ユーヘイ サイトーの話を良くしている気がする
 
もっぱらの話し相手の妻は相槌を打ってくれるが、もうその話は聞き飽きたというような感じで
あんまり聞いてくれない、そんなわけで自分は奴についてもっと話したい。
 
そこで今日は奴と自分の話を書いてみようと思う、
実を言えば奴とは「聞き耳」というユニットを組んでいる、
二人で何かやっていることを知っていても、ユニットとして正式名称があるのを知っている人はほとんどいないことと思う、正式に「聞き耳」として公共の場に名前(作品)が出たのは群馬近代美術館で展示された「紙電話・ルール未満」という作品のみでそれすらも会場の片隅の片隅であった。
  
それでも「聞き耳」は確かに存在する、
(それはおそらくむこうにしてもそうだと思うが)それをしている間、自分名義とはまた別のスイッチの入り方をするからである、
だから今のところ自分達にとって必要な名前としてそれは確かに重要なものとしてそこに存在している。
 
自分名義ではできない事をすることができる、
たとえば自分は人と絵を描くのが大好きで、できることなら絵を描いている人一人一人のアトリエを回って、或いは飲み会なんかの時にでも会話なんかしないで一人一人回って一枚一枚絵を描きあって遊びたいのだが、どうしても自分は描き進めるほど塗りつぶす癖があるのでせっかくの相手はやってらんないよと、途中で放り出されてしまう(或いはそうなる前に自分で身を引く)のだけど、奴の場合どんなに無茶くちゃしても絶対にふり飛ばされずにそれどころか、がんがん攻めてくるのである、結果描く絵はぐちゃぐちゃのめちゃくちゃになる。
 
あるいは先日のジカンノハナ展において自分の作品に名前をつけてもらったときのこともそうである、かねてから自分は奴のネーミングセンス(整理能力)に一目どころかそこに奴の一番の武器があるようにすら思っているのだけど、人の作品(或いは作品以外にも)それを淡々と発揮することに新しさを感じてしまう。
 
どうして誰も奴と一緒に壮大なプロジェクトをはじめないのだろう、
あんなに打ち合わせのしがいがある奴はそうはいないだろう、だいたいの球は打ってくる、あるいは打つ気でくるのだから。
じゃあ自分がやれよといわれそうだけど、残念ながら自分はコロコロ変わる意見や悪巧みは好きでも、打ち合わせは大嫌いである。
 
と、いうわけで、ここから彼に球を投げてみることにする、
 
このページを彼がどの程度読んでいるのか知らないが、ここから何か「聞き耳」が始まれば面白い
さしあたり奴にも活動報告のwebがあるようなのでこれを活用してみる、
http://blog.goo.ne.jp/hintandgesture
とりあえずこれを読んだら字でも絵でも、写真でもいいのでそれと分かるものを打ち返してください。
それまでコチラは停止することにします。
 
じゃあがんばって、じっとしてみてみよう。
 
因みに奴はいくつか名前を持っていて、12日のNIGHT TV名義のこれもとても面白そうです、