前進


水戸でほふく前進をしてきた、
ただ見に行くだけのつもりだったけど気がついたらやって見たくなっていた、
体は骨ばっている部分が全て痛い、コンクリートは冷たく、芝生の上はぬれている
ズボンのボタンは刷れてどこかに千切れて消えて、ポケットの中のキーホルダーも壊れてしまった、
それでも地面にねっころがって疲れて見上げた空はとてもよかった、
ご褒美のように目の前に突然現れるタンポポの綿毛やBB弾、石のタイルの隙間の小さな苔や花
小さな子供よりもずっと低いところを這い回った、
 
この視点、このスピード、この体の痛み、
 
とてもよかった
 
*** 
 
水戸には齋藤君といった、
行く道バスの中で2時間、絵をまわしながら4枚の絵が完成した
 
とても楽しかった
 
そういえばこの間ドアの前に張ってあった絵もその後手を加えてまったく別の作品になったので
そのうち写真のっけます、ただこの作品はなまで見たほうが絶対面白いのでいつかどこかでお披露目します。