オカズの日記


 
明日はインドの報告会@ACAC 
14:00〜16:00
 
です!
 
 
*****以下現地コーディネーターのオカズ君のメルマガ無断転記******
 
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インドの片隅の、小さな学校で開催されるウォールアートフェスティバル(WAF)。
第4回は2013年、2月16・17・18日に開催。
さて、インドではどんなことが起きているのか?
インドに暮らし、芸術祭をオーガナイズしている現地コーディネーターのokazuが現地の空気を伝えます。
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報告会東北ツアーへ出発する前、ただ単に東北道をひた走り青森入りするのはなんだか面白くない…北上しながらWAFの種まきができたらいいなと思っていた。
そして、昨年の“WAF in 福島”のあとで「福島や東北と何とか関わっていきたい」とずっと気にかけていた。
どうすればいいのか。それを探るために、車で出かけた。
 
喜多方の「つきとおひさま」に着いた時、あまりにも周囲の民家とマッチしていたので、入り口を通り過ぎそうになってしまった。
このカフェは古い日本家屋をそのままリペアしたお店で、中に入ると実家に帰って来たような落ち着いた気持ちになった。
ニワコヤさんにこのお店を紹介してもらって、おいしいご飯が食べられそうだと思って立ち寄ったのだった。
 
食事を終えて、ドキドキしながらオーナーにWAFの話をしてみると、「面白そうですね。夫が高校で美術の授業を受け持っていて、彼も興味を持つと思います」とのこと。
これはいい展開。しばらくして帰って来た旦那さんにもWAFのことを話した。
「美術の授業を選択する生徒の中でも、みんなが美術を好きかと言ったらそういうわけでもなくて。面白いことがほかにもたくさんあるしね。
…それに比べて、インドの村の子どもたちにとってWAFはとても記憶に残る経験でしょうね。美術と教育に携わる人間としても興味深いです」。
本と映像を見せると、「こんな芸術祭があったこと、授業でぜひ見せたいです」と、過去3年分のドキュメンタリーDVDを教材にすると言ってくれた。
喜多方の、“美術なんて…”と思っている高校生たちはどう受け止めるだろう。
 
その日の夜は猪苗代湖畔の素泊まりのゲストハウスに宿泊した。
猪苗代は、郡山と会津の中ほどに位置する町だ。緑に囲まれていて、ちょっと涼しく、子どもの頃は夏になると猪苗代湖でよく湖水浴したものだった。
清々しく晴れ渡った空を背景にした磐梯山が湖面に映る様子は相変わらず美しかった。
道路脇に広がる森の緑は、今まさにその命を輝かせ青春を謳歌しているように見えた。
彼方までずっと広がる田には植えられてしばらくたった苗が風に揺れていた。
こんなにも美しく、おいしい食べ物に溢れる土地。
今ではそこの空気と水を計測して、心配しなければいけないなんて信じられない。
できることならば、知り合いみんなを連れてきて自慢したいのに、と悔しくなる。
 
ゲストハウスのオーナーは「震災後、一年間宿を休んでいたんですよ。どうしたらいいのかずっと悩んでいて。
でも外から来るお客さんとは原発事故のこととかは話題に上らなくて、忘れちゃったんじゃないかな、なんて思うんですよね。
そこの天神浜でアートフェスティバルをやってくださいよ」と言ってくれた。
 
時間がたったからといって、原発事故が忘れられてしまうということはないと思う。でも、人々の記憶は段々と薄くなってしまうだろう。
しばらくぶりに帰ってきた日本で、被災者や原発事故に見舞われた人々の話題が少なくなっているな、と僕は感じた。
 
この1年3か月ほどの間に被災地で単発で行われたイベントや、企画は数多くあっただろう。
ウォールアートプロジェクトとしては、自分たちがやったことをつなげて、続けていきたいと思っている。
その形はまだ見えていないけれど、報告会が終わった後でまた福島に立ち寄るつもりだ。
 
okazu
 
 
 
WAFに関するお問い合わせはこちらまで→ info@wafes.net
 
期日:2013年2月16日(土)―18日(月)
会場:インド・マハラーシュトラ州・ダハヌ・ガンジャード村・ジーワンシクサンスクール
入場料:無料
主催 NPO法人 ウォールアートプロジェクト
共催 国際交流基金
助成 公益財団法人ポーラ美術振興財団 公益信託今井記念海外協力基金 公益財団法人東芝国際交流財団
協賛 貝印株式会社 i:ba cafe Blue Bear Inc. niwa-coya
 
WAF公式ウェブサイト http://wafes.net/
 
公式ブログ “インドの子どもたちの今を知る” http://blog.livedoor.jp/wall_art/
 
WAFのオリジナルグッズの頒布はこちらから → http://www.blue-bear.co.jp/shop/index2_3.html#book
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