明日からインドネシアに行ってきます
一ヶ月ほど、ほどほど、
向こうはまだ雨季が上がっていないらしくムンムンしているのだそう、


いい作品をつくって、遠い国の知らない人たちに思いを伝えられるといいです


昨日ライブハウスに来てくれた皆さんありがとう、
実はあそこに展示していたドローイングの一部はそのままインドネシアで飾るためのものだったりします。






2008年インドネシアで開催される日本現代美術展「KITA!! Japanese Artists Meet Indonesia」


会期・会場インドネシア
会期: 2008年4月19日 土曜日から5月18日 日曜日 (30日間)
*オープニングは4月18日 金曜日 夜 ジョグジャカルタにて
開催都市: ジャカルタ、バンドゥン、ジョグジャカルタ (同時開催)
会場: ギャラリー、オルタナティヴ・スペース、美術大学の旧校舎など複数会場をつないで実施します。


ジャカルタ: チェマラ6・ギャラリー、タマン・イスマイル・マルヅキ(TIM)小劇場
バンドゥン: バンドゥン・センター・フォー・ニュー・メディア・アート、スラサール・スナリヨ・アート・スペース等
ジョグジャカルタ: チェメティ・アート・ハウス、インドネシア芸術大学(ISI)旧校舎、ケダイ・クブン・フォーラム、キノキ等
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/exhibit/contemporary/indonesia.html


出品作家
淺井裕介(ドローイング・壁画)、大石暁規(メディアアート)、小鷹拓郎(映像)、 近藤聡乃(マンガ、映像)、志賀理江子(写真)、 シアタープロダクツ(ファッション)、しりあがり寿(マンガ、映像)、 SONTON(サウンドインスタレーション)、高木正勝(映像)、 チャンチキトルネエド(音楽)、chim↑pomインスタレーション)、都築響一(写真)、トーチカ(映像)、生意気(デザイン)、 奈良美智grafインスタレーション)、南風食堂(フードプロデュース)、 西尾康之(立体)、八谷和彦メディアアート)、松本力(映像)、 珍しいキノコ舞踊団(パフォーマンス)、淀川テクニック(立体)季


キュレイター
豊嶋秀樹[とよしま・ひでき] グラフメディア・ジーエム企画部代表 1971年大阪生まれ。サンフランシスコ・アート・インスティチュート卒業、チェルシー・カレッジ・オブ・アート・デザイン修了。現在、grafが運営するオルタナティヴ・スペース「graf media gm」の企画を担当。奈良美智とのコラボレーションも多い。


高橋瑞木[たかはし・みずき] 水戸芸術館現代美術センター学芸員 1973年東京生まれ。早稲田大学卒業、同大学大学院を修了後ロンドン大学東洋アフリカ学学院MA課程を修了。1999年から森美術館準備室勤務を経て、2003年より水戸芸術館現代美術センター学芸員。「ライフ展」(2006年)を企画。専門は現代視覚文化。



インドネシアで国際交流を目的とした日本の現代アートの展覧会を開催する――その場合の「国際交流」や「日本の現代アート」のリアリティとは何か?
まずはこの問いから、本展の企画は始まりました。自国の美術作品を陳列した展覧会を開催して、自国の伝統や歴史、文化を紹介する、そのような方法論は19世紀に欧米で万博が開催されて以来、現在まで健在です。しかし、今はgoogle earthで住所を検索すれば、高精度の衛星写真が数秒でパソコンの画面に現れ、インターネットでは世界中のニュースを閲覧することができ、チャットで他国の見知らぬ人とも会話ができる時代です。また、ポストコロニアリズムとグローバリゼーションの恩恵で、今や世界中で開催されているビエンナーレトリエンナーレでは、おおよその国の現代美術のひとつやふたつは実際に目にすることができます。
このような時代に、アートは国際交流においてどのように機能することができるのでしょうか?あるいはアートで国際交流をすることの可能性とは何なのでしょうか?
それらの問いに対するプロセスとして、今回は作品よりもまず作家に現地に滞在してもらい、可能な限り現地のキュレイター、アーティスト、学生や地元の市民と顔をつきあわせて交流してもらう方法を選びました。実際にその土地の風に吹かれ、町を歩き、食べ、眠り、話す。こういった日々のあたりまえの行為(アーティストの場合はそこに表現活動が加わるでしょう)を、普段とは言語も環境の異なる場所でおこない、そこで現地の人々とのコミュニケーションを通して新しい発見をし、いつもとは違う反応を体験したときに、それぞれの中でリアルな国際交流が始まるのではないかと考えたからです。
本展には、狭義のジャンルにこだわらず、これまで様々なメディアを用いて、多様な表現方法を取り込みながら作品制作を行っていたり、様々な場所に出かけて、自分たちが置かれた状況に柔軟に対応し、現地の人々と交流しながら制作活動してきた作家が参加します。
また、そこには現代美術作家に限らず、マンガ家、映像作家、音楽家、ファッションデザイナー、パフォーマー、フードプロデューサーたちが参加します。それは、それぞれの分野がゆるやかに混じり合い、お互いに刺激を与えながら発展している現在の日本のカルチャーシーンを反映していると同時に、このようなクロスジャンルな表現活動が、インドネシアでも行われていることをも考慮した結果です。


暑いインドネシアの地で、日本のアーティストたちがどのような出会いをし、どのような視点や感性で自分たちとインドネシアとの関係性をつくってゆくのか、本展はまさにその出会い、発見、創造のリアルな熱いドキュメンタリーとなるでしょう。


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古市保子、チェ・キョンファ