ひとつの自分の作品を手がかりに
それを2つにも、4つにも膨らましていく、
小さくなるのでもなく、薄くなるのでもなく、
まるでヨーグルトの菌みたいに、繁殖して飲み込んでいく、
 
日常の空気を作品に絡めとっていく
 
そんなふうになりたい
 
息を吸って
大きく吐く
腕を振り上げて
大きく振り下ろす
その間にキラキラする小さなもの
 
大きく描く
小さく描く
 
もっともっと描きたい
まだまだ、手ごたえがぜんぜん遠いよと教えてくれる