朱印とキャプション貼り係


今日は近所の朝見神社に行き恒例の朱印をもらいました、
滞在制作先でもらうことの多い朱印帳はだいぶ数が増えて埋まってきました
二本の杉の巨木と、千年生きているというまるで地面から大きな手が生えているような樫の樹
かわいい参堂の敷石、まあるくて優しい植物と光
 
アパートは相変わらずお客さんが多くて作業はなかなかはかどらない、
どうしても説明をしてしまう、なかなかはかどらない、
けれども「緑のはっぱ」の作品はだいぶ完成、今回は誓ちゃんがみかんの袋の部分で作った
バラの花が以上にクオリティーが高くてびっくりした、
 
最後に誓ちゃんが掃除用の箒をあまっていた畳のござで作りました、
これは土を触れる作品があって、外に土がこぼれたときに使います
こっちもあまりにも上手にできたので誰も気づかないでしょうがこの箒も一応作品です、
 
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自分は制作の他に、
出来上がった作品のキャプションを設置する係りも臨時でやっていて、
これがなんとも愉快、
 
事務作業は面倒くさいことこの上なしなのだけど、
それでもちょこちょこ連日続けるうちにだんだん制作の合い間のちょっとした楽しみになってきています、
それぞれの作品に付けるものとは別に、顔写真入りの大きなものがあって、そこには今回の作品のコンセプトや
それぞれの作家の感想などが手書きで書かれています、それをラミネートして、
その作家の展示するメインの作品の近くに貼るのですが、
なんだかジャンプの目次のところの格先生方のコメントを一番に呼んでいるような気分でわくわくします
そして貼った瞬間に展示空間がぐんとよそ行きになる、
ぐっとよくなる、よそ行きなんだけど僕達にも近づいてくる、
空間全体に焦点が合う感じ、
 
あー楽し

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いよいよ帰る日が近づいてくる、
 
やっぱり現場はいいな、さまざまな場所の内輪になれること、裏側を見ること、
その土地で暮らす人と仲良くなれること、その土地の美味しい食べ物を食べること、
山や海、神社を見ること、それぞれの表現を通じてこれまでとこれからを話し合うこと、
内輪を広げてみる、乗っけていってもらうんじゃなく関係してみるということ
 
明日は国際展の方を少し見に行ってみるつもりです