山の上から山彦にむかってネコのねごと
あふれ出る雑念をどうにかするのに必死で絵を描いていた時期がある
それで描いたものは即ゴミ箱に捨てたり、勝手に学校や町の壁に掲示してみたり
上から描きつぶしたりしていた
あの頃周りにいた人に、自分はそれをぶつけたい気持ちでいた、
そして今もその人たちに絵を見て欲しいと思って絵を描いている時がある
と気がつく
それは直接的に見て欲しいというよりも、その可能性について考えているということ
絵の向かう先は無数にあって、それでいいし、それがいい。