メールごった煮、今日最終日


十ヶ月、お母さんの子宮の中で、大きな大きな旅をしてきた小さな人、
当然まだあたらしい世界に慣れていなくて、空間の使い方がまったく違うから
その動きにあわせてこっちがぼーっと見てると部屋が、子宮のような気もしてくる、
母と子は見えない感覚でしっかりと繋がっていて、
自分はそれを羨ましく思う。
 
しぐさも反射行動が多くて、それを失った我々から見るとたくさんの事を学び取れます。
  
記憶や思考に頼ることなく
腹が減っては泣き、口に何か入ってきては一生懸命に吸い、
元気が出たら何も当たらなければ踊るように手足を振り回し、
様々な音に身体で反応する、一生懸命ウンチをしたりオナラをして
その不快感にまた泣く
そして満たされているときは本当に幸せそうに眠ってる
 
そういうすがたを見るにつけ
精一杯、エネルギーを
使いきって一日を次にバトンタッチしていく赤ん坊に対し
 
うまくいえないけど
絵も、こうして描いていけるような気がしてくる
 
それはとても面白い体験です。
 
とにかく、こっちこそ相変わらずです、
 
描いて描いて描く、
全てを燃やし尽くして、
次に届ける。
 
原始反射を失った我々からすると、
それだけのことが、本当に難しい。