NADA


東京から12時間半、ワシントンから2時間半、飛行機を乗り継ぎマイアミに来ています、
ついた翌日からみんなは他の作家の設置、自分はマスキングプラントと、ジカンノハナの標本、マスキングの人形の制作、
朝から晩までの食べるものを買いにいく時間も無いほどの怒涛の設置、搬入作業を終えて、
 
今日からアートフェアのオープン、
来る前はオープンしてからも描き続けようかと思っていたけれど思っていたよりも空間が小さかったことや
そこはやっぱりアートを売り買いする場所で、どうにもそんな雰囲気じゃないので、アラタニさん達は今日も忙しそう(当たり前か)だけれど会場をでて今日は一人でぶらぶらしています。
なんだか町の大きさにまだ自分があわないみたい、ちょうど息子が自分の体の大きさ(入れ物)にだんだんと見合った動きや感情の出し方を覚えていくように、もう少しぶらぶらしていたら合うんだろうか。
産まれたばかりの赤ん坊のような気分でうろうろする、ホテルのすぐ裏にはプールを挟んで真っ白いビーチがあるから今日はそこで過ごしています。風が強いので波はけっこう高い。
バカンス風の夫婦や、家族が一定間隔でのどかにすごしている。
時々、ヘリコプターがずいぶん低い位置を海の音を掻き消しながら飛んでいく。
 
昼寝。
見た目はカラスの小さいような綺麗な声で鳴く鳥、
大きな貝殻、木の実、珊瑚に寄生された木の枝、トナカイの角、早送りのトカゲ、
 
ホテルの部屋はすっかりアトリエになっている
部屋で、なかなか繋がらないネットをあれこれ試していると、カリフォルニアに住む友人から電話
いないと思って留守電に残そうとして電話してきたようだけれどその偶然が嬉しい。
 
7日に帰ります、
帰ったら、やることは山積みですが、大きな仕事は今年はだいたいおしまいなので子供とたくさん遊ぼうと思う。