泥の音


天井画を描いているので顔に泥が飛んでくる、
目に入る、口に入る、床においているパソコンが泥を被って可愛そうなことになる
でもパソコンは頑張って音楽を聞かせてくれている。
 
現場ではいつも音楽をかけている、曲数はここ数年あまり増えていかないけれど
音楽は過去の様々な場の記憶に結びついていて、それぞれの時間を思い出したりしながら
今この瞬間に重ね合わせて筆を動かし続ける、
 
ずっと続いている、ずっと続いていく
 
帰り道の駐車場で綺麗な白黒猫がこっちを見ている
その姿は本当に綺麗で見入ってしまう。
 
泥だらけのパソコンやこの猫の為に描く絵について考える