緑の時計


生命のリズム
  
耳を澄ます
耳をふさぐほど大きな音が
すぐ後ろの壁の向こう、いやすぐ次の角を曲がったところ
それともコンクリートの地面の下で
どーんどーんと鳴っている
  
それに響きあうために、その壁に向かって何かを刻み込むために
手を下ろす瞬間を計っている
いまか
いまか
いまかと絵を描いたりしている。