かぜをきって
ひといきで
いけるところまでいくだけ
 
かぜにのって
ひといきで
かんじるままにいくだけ
  
ひといきついて
いっぽだけ

 
そのちいさな繰り返しが
そこにあり続け存在する
 
そこにそれがあるために
その間
そこにそれ以外のものはない
 
さて
それはいつまでそこにいるべきだろう?
そこにいる間になにを残し、あるいは何を残さずに
消えていくべきであろう?
 
いっこのりんごのように
一本の木のように
一枚の絵が