新しい皮膚と、新発見の地層


泥絵作業二日目、
群馬でウォーミングアップ万全だから、短い時間で結構進む
なにをそんなに焦っているのか、気が競る。 
 
昼、二回目の土堀、いろいろ周り2色の土を見つける、
その後一日目に掘った場所と同じところで、地面から2cmほどのところ、に5mmくらいの別の地層を掘り当てる、
その上と下の年代物は使い物にならず、(砂砂しているため)発掘調査の気分で手伝いの2人と3人で掘る。
オレンジ系と黒系の粘土質の部分を慎重に掘りおこす。
 
アジア美術館はクロス張の壁で色も真っ白ではなくて薄い灰色、
壁が荒いキャンバス状で絵の具が平らに載り辛いし乾いたときの色もいつもと違う、
新しい環境、感覚を身体に馴染ませていく
 
夕方、ヘッドホンで友部さんの歌を聴きながら作業中、「若いうちはもっと壊れてしまえ」といわれた気がして、
筆を放って手で激しく壁をこすって絵を描いたら
クロス張のでこぼこで指先が削られていくナー、時々赤い血が混じってるな、とは思いつつ、始めたからには最後まですすむ
結果親指を除く全ての指から大なり小なり血がでる、手を洗い消毒(鈍痛)してバンドエイドをしてギター習いたてのような感じ、
指先の細胞が大分薄くなって
人差し指にいたっては昔スキンヘッドにしたときの2mmとゼロmmの境目超えたときのような決定的な守られてない感
 
現在指痛い、ので小指と薬指、親指を駆使して文章を作っています
2日目で水仕事ができなくなるのは辛い